猫の膀胱結石

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 今回は猫の膀胱結石の患者さんをご紹介致します。

血尿があり、他院にて抗生剤治療を注射してもらったが、

血尿と頻尿が続くとのことで来院されました。

尿検査上、細菌感染は認めませんでした。

<レントゲン写真>

また、レントゲン写真では一見、はっきりとした結石の影はありませんでした。

そこで超音波検査も実施致しました。

<超音波検査>

膀胱内に結石が見つかりました!

 

※以下、手術写真ですので苦手な方はお気を付けください。

 

 

 

 

 

 

手術にて摘出を行いました。

 

石の成分を分析したところ

尿酸アンモニウム結石という成分でした。

結石の種類によってはレントゲンで写りづらいため、

総合的な評価が必要になります。

 

術後は泌尿器の症状もなく、現在は食事管理にて経過観察中です。

 

冬場は特に泌尿器症状が出やすいシーズンですので

気になる様子がありましたらお早めにご相談下さい。