唇の出来物 犬

Tags:

   

唇のできもの

 

 今回は唇にできものができてしまった犬の症例をご紹介致します。

2か月ほどに白い小さいできものに気づき、徐々に大きくなり赤みも増したということで

来院されました。

 

〈来院時〉

 

肉眼上、腫瘍の疑いがありましたので手術をご提案致しました。

〈手術後〉

病理検査の結果、幸い、皮膚組織球腫という良性の腫瘍でした。

皮膚組織球腫の場合、自然に治癒する場合もありますが、

経過によっては手術の検討の必要性があります。

良性腫瘍の場合、基本的には切除が一番の治療になります。

 

検診時には傷も目立たなくなり、本人も元気いっぱいでした!

 

体の表面にできる腫瘍で見た目が似ていても悪性腫瘍の場合もあるため、

鑑別することが重要です。

診断により治療が異なる場合がありますので、気になる出来物がある場合には一度ご相談下さい。